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江東区 マンションリノベーション

キッチンリフォーム

 施工概要 

地域   東京都江東区

工期   54日間

費用   8,930,000円  

施工内容  

・自宅マンションのリノベーション

・無垢フローリングと床暖

(キッチン・洗面化粧台は別途お客様手配

 

 お客様との出会い・ご依頼内容           
 
あの~、スケルトンリフォームやってらっしゃいますか?
写真 2.JPG
 
それが奥さまの第一声。
 
職場が近かったことで、当社の永代ショールームを以前からご存知だったという奥さまはフラっと来店されました。
ご自宅のマンションリフォームは以前から考えていて、あちこちのマンションモデルルームに行っては資料を集め研究されてきました。実は相談していたリフォーム会社からそのプランは構造的に作れませんと告げられ、困っていた所でエーゼン大塚建設の扉を叩いたのだそうです。
 
 
その希望は、廊下をつぶして部屋を広げたい。バスルームを大きくしたい。洗面脱衣室も広くしたい。
そしてトイレの位置を変えたいという内容でした。
 
一度はNGを出されたプランでも、スケルトンリフォームの実績のある会社なら何とかなるのでは?
と希望を持たれたようです。
 
 
 施工前                                 
 

高級感のある部屋にしたい

キッチン-horz-vert.jpg

「ホテルのような高級感のある住まい」をどう作るか、モデルルームを見学したり、住宅雑誌を集め研究されてきた奥さま。集めたアイテムは
ヘリンボーン貼りの無垢フローリング
洗面脱衣室とひとつながりのバスルーム
天然大理石貼りのシステムキッチンなど
 
会話のなかにも「東京バススタイル」「カガミ・デザインリフォーム」など一流所の名前がポンポン出て来ます。
 
問題はふたつありました。
 
ひとつは集めたアイテムの個性がバラバラで統一感がない事。これをどんなテイストでコーディネートするか?
 
もう一つは、トイレの場所を変える方法について。
これまでの経験からバリアフリーで廊下を作れる自信はありました。ただ、実際に解体してみないと洗面脱衣室への段差が10㎝で納まるのか、15㎝になってしまうのか予測が出来ません。
 
 
トイレの移動が可能と判断した点について、私どもが考える根拠をじっくりご説明したことろ、ご主人はかなり気に入ったようで、
「なるほどねぇ~
あとはエーゼン大塚建設さんに任せていいんじゃない?」
とコーディネートで悩んでいる奥様を後押してくれるほどでした。
 
結局、ユニットバスの仕様だけ決めて契約。
内装仕上げ材のコーディネートは後からじっくり決める事になりました。
 
 
 
 
 施工中                                 
 
そんな大きなPS(パイプシャフト)は必要なかった
 
CIMG4923.JPGスケルトンリフォーム
現地調査前に図面を見た時から怪しいとにらんでいたPS(パイプシャフト)
上階の部屋には水廻りがないのに、リビングの真ん中にずいぶん大きなPSがありました。その大きさは書き初めの長半紙ほど(30㎝×60㎝)、でも壊してみると中にあったのは配管がたったの1本だけでした。これなら予定通りリビングを広げることが出来ます。
 
解体が終わるとまず最初にお客様との現地打合せをします。壁の位置を緑のテープでマーキングして見ていただきます。キッチンやベッドの寸法に切ったプラダンを用意しておくと使い勝手を確認していただくのにとても便利。どのお客様も真剣になる場面で、1センチ単位で壁をすらしながら使いやすいベストなレイアウトを決定されます。廊下の幅とか広さ感を確かめたい時は、そこにいるみんなでプラダンを立てて、仮の壁を再現。そうやってお部屋のイメージを体感していただきした。
 
 
 
 
理想の住まいを作るために設備工の親方が知恵を絞ります
 
CIMG4997.JPGCIMG5031.JPG
マンションリノベーションで成功の鍵を握っているのは、知識と経験が豊富な腕のいい設備屋さん
床の段差を作らない様に、適切な排水勾配を確保しながら無駄のないレイアウトで配管していきます。
でもユニットバスを設置する時はまだ配管が出来ていません。親方はまだ見えない配管を頭の中のイメージして床の仕上がり高さをユニットバス職人に伝えます、親方以外には出来ない技です。
 
新築の時でさえ、配管は遊びを設けた「クリアランス」を見込んでおくものです。
それを中古のマンションでギリギリの寸法で納める親方はさすがです!
 
 
 
こだわった無垢フローリングと床暖
 
CIMG5027.JPGプリマヴェーラCIMG5042.JPG無垢フローリング
マンションリノベーションで無垢フローリングを使うのに欠かせないのが「万協システムフロア」
遮音等級LL-45を確保できるので、無垢フローリングを安心して採用できます。
 
そして電気フィルム式床暖房の「プリマヴェーラ」
大工さんと電気屋さんで施工できるのと、安心の30年保証が魅力の商品で、
表面温度も40度の低温式だから無垢フローリングも反ったり暴れたりしにくい設計です。
 
写真(左下)は、無垢フローリングを並べて節や色柄のばらつきを確認している状況。
奥様の好みで、色や節の気になる材料をはじきます。はじいた材料は大工の親方が工夫して家具の下に隠れるような場所に使いまわします。
フローリングを並べるとお部屋の色のイメージがつかめますので、引き続き寝室のカーペットのサンプルを窓際に並べて比べてもらいました。
 
 
 
 施工後                                 
 
リビングを俯瞰できる明るいキッチン
 
マンションリノベーション江東区マンションリノベーション
 
床暖房で暖かい広々としたリビング。そこに使われているフローリングは4メーカーから14種類のサンプルと取り寄せて吟味した逸品、自然塗料で有名なオスモ&エーデル社がドイツ本国で生産した、3層フローリングD40シリーズのウォルナットナチュラル。高級感あふれる145㎜の幅とワイルドな木目が特徴です。ただあまり大きすぎる節は奥様のお好みではないので、選別しながら貼りあげています。
 
そのリビングを俯瞰できる、対面の明るいキッチンも奥様のこだわりでした。そのためには、壁側にあったPSを無くすとかなり広々すっきりするはずです。お客様手配のアニーズキッチン社に協力要請しました。PS内の配管を壁の中に移設出来るようにキッチン収納部を加工してもらいました。アニーズキッチン担当者はかなり苦労されたようですが、「お客様のこだわりだからお願い!」と拝み倒して実現しました。
 
「キッチンは明るく!」とご希望でしたのでダウンライトも多めに付いています。拡張用に残した天井のシーリングですが、全く必要ありませんでした。ダウンライトだけで生活されています。
 
 
 
ひとつながりのバスルーム
 
P3271602.JPGP3271601.JPG浴室リフォームP3271610.JPG
 
いろいろ悩んだバスルームはLIXILのSOLEO(ソレオ
新柄の大理石パネルやダウンライト、プラズマクラスター搭載のミスト換気乾燥暖房機そして暖かいサーモバスと床のサーモタイルを選んで快適なバスライフをサポートするハイエンド仕様のユニットバスです。全面ガラスのお洒落な仕様も外せないこだわりでした。トイレのガラス引き戸を解放すると、パウダールームからバスルームまでシームレスで一体化した空間が広がります。
 
便器のLIXIL/サティスは万が一の水圧低下に備えてブースター付きを採用しています。
 
 
 
マンションなのにどの部屋にも光が届くように
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全ての建具は構造的に可能な限り大きく、ミストガラスで自然の明かりを隅々まで行きわたらせることもこだわりのひとつでした。玄関大理石への光の反射が綺麗に写り込むように、タイル工の親方には特に精度よく仕上げてもらいました。
 
 
 
洗濯機置き場の仕掛け
 
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洗面化粧台もお客様手配のアニーズキッチンの商品。
決定図面を見るとあまりに大きな収納で洗濯機のすぐ上にかぶってきます。それがわかった時点では変更が効かなかったので、給水の場所を工夫。洗濯機の上や横に水栓を取り付けられないので、壁の裏側のウォークインクローゼット内に水栓を取り付けました。将来の洗濯機買い替えのメンテナンスを考慮して、足元に点検口を設置、これで入れ替えの時もしっかり排水ホースをつなぐことが出来ます。
 
 
 
余ったフローリングをサイドボードにリメイク
 
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これは奥様が着工当時からの希望です、
「ベッド脇に照明器具が付けられるサイドボードが欲しい。余ったフローリングを上手く使ってもらえばいいので・・・」というものでした。これはきっとカガミデザインリフォームさんの得意なリメイク術にあこがれていたんでしょうね。
 
 
 
 
 担当より                            
 
「後からもっと希望にピッタリの商品が見つかったらガッカリ、
後悔しない様に、沢山の中から選びたいの」
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普段カタログから仕上げ材を選んでいる私にはとても重い言葉でした。
カットサンプルを取り寄せて確認してもらいながら、「実物は多少色柄が違いますのでご理解ください」というのが普通だったからです。
 
サンプルと、実際に貼りあがった床とではどのくらい印象が違うのか?
 
それに対して自信を持って答えることは出来ません。
 
 
「ならば、現物テストをすればいい!」
無塗装のサンプルに、オスモとリボスの塗料を塗って材料による発色の違いがわかるサンプルを作りました。その結果、お客様が気に入ったカタログの写真のような重厚なアンバー色にするにはカラー塗装が必要なことがわかりました。ただ、木目や節をバランスよく配置して床貼りした後、着色&クリアー塗装を現場で施工・・・これはかなり大変そうだなぁと心配でした。
 
 
そんな時、お客様の希望にピッタリの商品と出会ったんです。
本当に、「後からもっと希望にピッタリ・・・」の物が見つかるんですね!
 
オスモフローリング
 
「自然塗装のフローリングはシミが付きやすい」というのが無垢フローリングでは常識だったのですが、自然塗装をUV照射で硬く強くした無垢フローリングをオスモ&エーデル社が作っていました。木の呼吸を妨げずに、水をはじく技術はドイツ工場でしか作れないそうです。
 
日頃のお手入れも楽な方がいいと思っていたお客様は大満足!
こうしてようやく無垢フローリングが決定しました。
 
 
私たちにとっては手慣れた業務でも
お客様にとっては一生のお買いもの
しっかり選んで提案したいと改めて実感しました!
 
 
忘れられないキッチン選びも二転三転しました。
天然御影石を使ったセミオーダーキッチンから始まり、お洒落で高級感あるということからTOYO KITCHEN、細かい要望に応えて造作してくれるオーダーキッチンのCUCINAと沢山提案させていただきました。最後は、お客様がご自身で見つけたアニーズキッチンになりましたけど(笑)
 
商品ご提案の大変さはありましたが、
フローリングもユニットバスもキッチンも満足のいくものが揃えられてよかったです!
 
リノベーションで生まれ変わったご自宅で、快適に暮らしていただけたら嬉しいです!
 
 
住まいの設備を選ぶ本 2014秋号に掲載されました
IMG_1611-horz.jpg
 
 
 
「無垢フローリング 自然塗装の発色を比べる」の動画です

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