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バレエスタジオ施工

 施工概要 

地域    さいたま市

工期   15日間

費用   1,830,000円  

施工内容  76㎡(路面店舗)

・原状回復の途中からスタジオリフォーム

・大家さんと上手く施工分担が出来た例

 

 

 お客様との出会い・ご依頼内容           
 
「物件の契約前に、床と鏡の見積りをお願いしたのですが」
写真 2016-09-15 17 54 30.jpg
1階店舗で天井も高く、今のお教室の生徒さん達も通えそうなエリアに賃貸物件を見つけたのだそうです。当社のHPを見たとKeiko先生からお問い合わせをいただきました。
 
「12月中旬に発表会があるので1月に正式オープンしたい」
 
そのご希望を叶えるには、これから3ヶ月で物件契約をし、リフォーム工事を完成させなければなりません。その時期は他の工事も重なっていて、物件のある南浦和に通えるかどうか、職人を手配できるのか十分な裏付けがありません。
 
メールでいただいた物件資料から概算見積もりをお出ししたものの、ちゃんと工事対応できるのか不安を抱えながら現地調査に向かいました
 
 
 
 
 施工前                              
 
大家さんとの交渉がボトルネック

写真 2015-10-02 14 12 36.jpg現地調査した時は大家さんによるリフォーム工事の真っ最中でした。

もとは大家さんがお店をしていた物件で、今回新たに貸店舗とするために事務所仕様で綺麗にしているところでした。

ただ、募集を急いでいないのか、リフォーム工事は遅々として進んでいく気配がありません。これはKeiko先生の方から積極的に条件提示して賃貸契約を急ぐ必要がありそうです。

新しい電力メーターの設置や、照明器具、エアコン、トイレに洗面そして今進行中の大家さんリフォームはどこまでやっていただけるのか・・そうした事を詰めていかなければなりません。大家さんとの交渉こそがボトルネック(結果を左右する最大の要因)でした。

 

 施工中                                 
 
大家さん工事間に合ったようです
写真 2015-11-16 15 34 27.jpg写真 2015-11-19 10 39 36.jpg
乗り込みの当日、壁は下地のボードが貼られ、天井はLED照明で明るい雰囲気に変わっていました。大家さんとの交渉が上手くいったようです。
 
初日の工事は鏡の重量を受ける巾木を取り付けました。続けて始まった置床工事は当初予定になかったものです。概算見積もりではマット式の床を計画していたのですが、現地調査で床の不陸が思ったより大きい事がわかり、工法の変更をしました。
 
 
 
置床の精度を高める
写真 2015-11-22 9 22 24.jpg写真 2015-11-22 8 27 40.jpg
 
平らな床下地が簡単に作れる置床はバレエスタジオで良く使う工法です。でも短期間で作れる分、仕上り具合のチェックが欠かせません。合板の精度がほんのちょっと悪かったり、施工中に小さな木くずが挟まってしまうだけでジョイント部に段差が出来てしまいます(写真左)。少しの段差でもリノリウムを貼ると気になる段差になりますし、汚れ易くもなります。しっかり検査してリノリウムを貼る前に調整しておきます。
 
 
 
既存の板壁を利用
写真 2015-11-22 11 31 44.jpg写真 2015-11-26 19 25 13.jpg
 
現地調査の時から
「この羽目板のテクスチャーを活かしたいな」
と思っていました。
 
その提案をKeiko先生も気に入ってくれて、新しいボードの壁はクロスを貼って、既存の羽目板は塗装仕上げとなりました。悩んだのは色です。先生の希望はピンク系なのですが、いざ見本帳を開くとついつい淡いピンクを選んでいます。
「先生、この淡さで塗ると、普通の白い壁にしか見えませんよ。騙されたと思ってもう少し濃いピンクにしてみませんか?」
そうして壁の色が決まりました。
 
 
 
リノリウムと鏡
TFリュームバレスタジオ鏡
 
リノリウムはイギリス バーミンガム・ロイヤル・バレエ団で採用されているTFリュームを使用。バレエスタジオや舞台向けの専用リノリウムです。
 
鏡はレッスンの姿がゆがまず綺麗に映る6㎜を使用。右の写真は映像調整をしているところ。鏡のジョイントの正面に立って頭を左右に振って、鏡の継目で自分の姿がずれたりだぶったりしないか確認します。綺麗な映り込みになるまで鏡を押したり引っ張ったり1ミリ以下の微妙な調整を施します。調整が終わった後は3日間は触れません、ボンドが硬化する前にうっかり触ると映像がゆがんでしまうので要注意。施工中の指紋やほこりがあってもそれをクリーニングするのは3日後です。
 
 
 
 
 施工後                                 
 
 
 
バレエスタジオ工事バレエスタジオ施工バレエスタジオリフォームP1013548.JPG
 
 
 
 担当より                            
 
 
オープンに向けお手伝いしたくなりました
写真 2015-11-19 11 02 46.jpg
当時現場が重なっていて、職人の手配に確証がなく、現場が南浦和と言う距離感も施工する上で気がかりでした。
HP上では「車で1時間の距離」を営業エリアとしていますのが実際に現場が重なってしまうと施工の管理に回りきれなくなります。
 
最初のメールでその心配をお伝えすると、
「私の実家が江東区です、ギリギリ1時間だと思います」
Keiko先生からあっけらかんとした返事が返ってきました。
 
そうですか下町育ちでしたか・・・急に親近感がわいてきました。
 
その上、当社でリフォームしたバレエスタジオの先生の事もご存じだったようで、なおさらスタジオリフォームをお手伝いしたいな~と言う気持ちが強くなりました。
 
 
 
先生と私達の共同作業
写真 2015-10-02 14 13 27.jpg
現地調査の時、大家さんによるリフォーム工事の真っ最中でした。最終的にどんな状態で引き渡していただけるのかがはっきりしません。どこまで大家さんが作ってくれるのかによって、スタジオリフォームの時に無駄のないように計画したいのが私の気持ちです。でも大家さんの立場からすれば、賃貸契約が決まっていないのにあれこれ『仮定』の質問をされても答え辛かったでしょうね。
 
照明器具は取り変えていただけるんですか?
天井は貼り替えですね、その時にエアコンの配線を引けますか?
トイレと洗面はスタジオ工事前に完了していただけますか?
 
 
等々、Keiko先生に大家さんと交渉していただきました。
通常のレッスンの合間に、やり慣れないタフな交渉をしていただいて、無事に賃貸契約、リフォーム工事契約が出来ました。先生の行動力に感謝しております。
 
 
 
スタジオ作りを楽しむ
P1013549.JPG写真 2015-11-27 14 40 59.jpg
 
ピンク色に塗装した羽目板も気に入ってくれたようです。
最初は私が提案した少し濃いめのピンクに不安な様子でしたが、工事中何度か大人の生徒さんが覗かれると
「きゃーピンク色~!」
「可愛い~!」
「女子力高め~」
と、子供の生徒さんより、大人生徒さん達の方がはしゃいで楽しそうです。
 
工事中はみんなでバレエスタジオを作っているような、良い雰囲気に包まれていました。
 
私もついつい調子に乗って、鏡屋さん達の工事の横でヒノキのベンチをこしらえました。
耐震壁の基礎として大家さんが残された出っ張りですが、
今ではエンジェルちゃんたちがちょこんと座って
お姉さんたちのレッスンを眺めているそうです。
 
 
子供だけでなく、大人生徒さんも沢山通われる
Keiko Ballet Studio さんのスタジオ工事にたずさわれて良かったです。
これからも賑やかなスタジオになる事を応援しております。
 
 
 
 
【お客様からのご感想】
 
決めようと思っていた物件がありました。それが予算内で改装出来るのか気になっていたのと、そもそもその物件がバレエスタジオに向いているのかが心配で悩んでいました。そんな時インターネットでエーゼン大塚建設さんを知り、すぐに連絡しました。
ホームページを見ていましたし、更に現地に来ていただき、話を聞いていただいて、是非お願いしたいと思いました。
今回、バレエスタジオをお願いしたのですが、相談しているうちに色々とお願いしたいことが増え、何度となく変更追加になったのにもかかわらず、いつも一緒に考えてくださり、アドバイスをしていただき素晴らしいスタジオになりました。子供たちから大人まのクラスの方まで、毎日のように大きな鏡と安心な床で楽しく踊りレッスンしています。アイディアで作っていただいたベンチでは小さい子がお姉さんのクラスの見学をしたり、ちょこんと座っている姿が本当に可愛いです。
エーゼン大塚建設さんに今回お願いして本当に良かったと思っています。ありがとうございました。
 
KEIKO BALLET STUDIO
 
 
 
 
 
Keiko Ballet Studio さんのHPはこちらから
keiko HP.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
バレエ問合せ.jpg
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ダンススタジオ

 施工概要 

地域   川崎市中原区

工期   11日間

費用   1,740,000円  

施工内容  60㎡

・元事務所をミュージカルスタジオに改装

・壁天井をそのままにしたコンパクトな工事

 

 

 お客様との出会い・ご依頼内容           
 
「夏休み前にオープンしたいスタジオです、お見積りいただければ幸いです」
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武蔵小杉で新たにミュージカルスタジオをオープンしたいという藤川先生、そちらのスタジオマネージャーTさんからメールをいただきました。
 
「一番に仕上げていただきたいのは防音室と更衣室。次にリノリウムです・・・」
 
Tさんは初め不動産屋紹介の業者さんと相談をしていたそうです。ところが見積提出の1週間後に「特殊仕様の内装でやっぱり自信がない」とその業者がまさかの辞退・・・!
 
 
そこで知り合いだったバレエスタジオ主催の方から当社を紹介されたのだそうです。
 
物件は路面店舗で、前は車通りの多い道路です。
つまり振動対策が不要で、防音対策もそれほど手を掛けなくて済みそうです。
ただ問題は工期。
スタジオオープンまで1月半しかありません
 
どうすればそれが実現できるのか?そのヒントを探る気持ちで現地調査に向かいました
 
 
 
 施工前                              
 
オープンに間に合うのか?

Fujikawa工程表.jpg物件の情報をもらい、工事内容を打合せして概算見積りを作りました。
物件はリフォーム済で天井高も2700あり特に解体する場所もありません。新しく作る壁も防音ピアノ室と事務所&更衣室のみで、TMフロア(リノリウム)の下地もアンダーレイシートを貼るだけのシンプルな仕様です。

ただ、いくらシンプルとはいえ着工してしまえば11日間なんてあっという間です。事前に色柄・仕様など決めて商品を発注しておく事が必須で着工してからの変更や追加工事に対応する余裕はありません。

防音壁も最初は1重壁で音漏れテストをして性能を評価するつもりでした。その時点でテストするメリットとして、1重壁(簡易防音壁)の防音効果で満足できれば工期も間に合いますし、工事費用も安くなります。一方デメリットとして、満足する効果が出なければ2重目の壁を作るために、余計に日程が必要になります。

藤川先生もその方法に共感していただいたようで
「オープン時に開講するのは演技クラスと歌クラスだけですから、多少の工事延長は大丈夫です!」
と時間の余裕をもらえました。

7月18日に仮引渡しでオープン、もし残工事があれば後日対応
という計画で挑むことになりました。

 

 施工中                                 
 
短期集中の施工は初日が勝負!
0003.JPG墨出し.jpg
短期間でスタジオを完成させるにはお施主様の協力が欠かせません。
 
初日から材料を運び込んで、続けて墨出しをしました。
墨出しとは、間仕切り壁の位置や鏡の取り付け寸法などを養生テープでマーキングする作業の事です。藤川先生にも立ち会ってもらい、この位置で良いか検証していただきました。
 
特に歌レッスンをするピアノ室は防音壁の間仕切りです。緑色のテープがアクティングエリアに面する外側で、黄色いテープが防音2重壁のピアノ室側の壁仕上がり位置になります。
「ピアノを弾く先生は道路に背中を向けるので、ガラス窓とは少し距離が欲しいです・・・」
そんな希望を満足する位置を決めました。
 
 
ピアノ室の防音壁から着手
002.jpgピアノ室
アクティングエリア以外は既存の床をそのまま使いますのでタイルカーペットをしっかり養生します。
 
 
防音室615EF643-AC2C-4F07-BA88-E4A58A38186E.JPG
 
1枚目の壁は両面ボードの2重貼り。天井裏から音が漏れるのを防ぐためにピアノ室側の天井も1枚新しくこしらえます。
 
 
 
そして音漏れテスト!
bouonntesuto.jpg
DAIKENのカラオケ用防音ドアを吊り込んで1重壁の簡易防音室が完成です。
 
この状態で音漏れテストを実施しました。音源はCDではなく藤川先生ご自信が歌ってのテストです。
 
その歌声はピアノ室内でなんと105デシベル!
 
感心してばかりいられません。防音壁の具合に耳を澄ますと、広い面積の壁からは音漏れはほとんど感じられませんでしたが、防音ドアの周りからなんとなく歌声が漏れて聞こえます。
 
 
1枚壁で上手くいけばいいなぁ…という目論見は見事に失敗でした・・・
 
 
2日間で2重目の壁をこしらえよう!
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音漏れテストが金曜日の夕方、月曜日にはクロス屋さんが来てしまいます。仮引渡し後の作業を少なくするには土日で壁を作らなければなりません。
この時現場が立て込んでいて職人さんが手配できなかったのでマサコさんに手伝ってもらいました。遮音コーキングを充填したり、重ね貼りのボードジョイントをずらしたり、遮音のツボは知っているので心強い応援でした。
 
 
0005 (4).JPGダンススタジオ 鏡
事務室&更衣室の壁下地こしらえはクロス屋さん到着の直前まで作業が掛かりました。リフォーム工事と並行して、藤川先生たちのオープン準備も進んでいたので運び込まれたエレクトーンはすっぽり養生されています。
今回は床工事の前に鏡を取り付けました、普段と順番が逆です。鏡は歪みとジョイントのずれをなくす映像調整が命です。設置したあとは3日間鏡に触ることが出来ません、歪んでしまうからです。今回鏡を先に取り付けたのはふたつの理由からです。ひとつは工程の短縮になるから、もうひとつはリノリウムを貼る職人さんはいつもバレエスタジオをお願いしている親方で、鏡の取り扱いも良く理解してくれていて安心だからです。
 
 
 
アンダーレイシートとTMフロアを貼って仮引渡し
B4EEB295-775D-45AA-8200-DC446FFE089D.JPGダンススタジオ施工
工事初日からブルーシートを敷いていたのには訳があります。タイルカーペットのボンドはポストイットのように何度も貼ってはがせる糊ですが、これが剥がそうにもベタベタしていて簡単には除去できません。かといってそのままでは強接着の新しいボンドが塗れません。そこでブルーシートを被せておきます。すると工事期間中にボンドがブルーシートに絡み取られ、床工事の当日ブルーシートを剥がせばボンドも綺麗に除去できるという訳です。
 
「乳児リトミックの時に床が冷たくならない様に・・・」
と言うご希望からコンクリートの土間の上に緩衝材としてアンダーレイシートを敷き、その上にTMフロアを敷きました。
 
防音ピアノ室の扉取り付けがまだ完成していませんが、なんとか工期どおりにレッスンが出来る状態にこぎつけました。明日はプレオープンで初レッスンです、この状態で仮引渡しとなります。
 
 
 
そして1週間後
防音ピアノ室unnamed (1).jpg
 
2枚目の防音ドアとしてLIXILのインプラスが到着しました。
カラオケ用防音ドアが25~30デシベル、インプラスが15デシベルですから、全体で40~45デシベルの防音効果です。私達の期待も高まります。
 
そして迎えた2回目の音漏れテスト!

藤川先生に力一杯歌っていただきます
「サークル・オブ・ライフ」男性2枠冒頭ソロの「ハイC」で
♪Ha~aa~
 
そして1枚1枚扉を閉めていくと
「聞こえない・・・!」
息を止めて、扉に耳を近付けるとかすかに聞こえてくる程度です。
これならレッスンに支障がありません。
 
無事にスタジオ完成です!
 
 
 
 施工後                                 
 
 
 
P1013118.JPG
ミュージカルスタジオ
 
 
 
 担当より                            
 
 
やっぱりライオンキングだった!
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「藤川はライオンキングでティモンを2000公演以上演じているんですよ」
 
現地調査の時、奥様でスタジオマネージャーのTさんにそう告げられて胸のつかえが取れました。
あぁ~、やっぱりそうか~!
 
私は劇団四季のファンでライオンキングはもちろんCATSは4回観ています。車のサイドにも携帯の待ち受けにもCATSのアイコンが貼ってあります。携帯の目覚ましは「雌ライオンの歌」です。
初めて相談のメールをいただいてから、もしかしたら四季関係のお仕事が出来るかもしれない・・・そう考えてドキドキワクワクしていました。
当時、仕事が立て込んでいて余力がなかったのにも関わらず、メールで打ち合わせを重ね、現地調査に行くことにしたのは、「もしかして藤川先生って・・・」という思いがあったからです(笑)
 
 
現地でお会いした藤川先生ご夫婦は、スタジオオープンに向けての2人3脚で頑張っている最高のパートナー、幸せ感が伝わってくる素敵なご夫婦でした。
 
「藤川はまるでピーターパンなんですよ」
言葉とは裏腹にTさんは嬉しそうにおっしゃいます。
素敵なリフォーム工事になりそうな予感がした現地調査でした。
 
 
 
 
床は冷たくなく、柔らかすぎず・・・
IMG_4043.JPG
工事にあたって、藤川先生たちがこだわったのが床下地です
FUJIKAWA MUSICAL STUDIO さんでは様々なクラスが開講されます。
 
演技・歌・バレエ・ジャズダンス・タップダンス・幼児ミュージカル・パフォーミングアクト・リトミック
 
決してバレエ専用の床ではなく、どのクラスでも快適に使えるような床が理想です。
その下地材の候補としてクッションフロアとアンダーレイシートを提案しました。
 
「裸足やダンスシューズ、バレエシューズとかいろんな形でサンプルに乗って踏み心地を確かめてください」
 
そして各クラスの先生方に意見を聞いてアンダーレイシート+TMフロアに決まりました。
 
床仕上げのTMフロアは藤川先生からの指定でした。
東リと松山バレエ団が共同開発したリノリウムですが、劇団四季でも使っていたそうです。この重たいTMフロアを舞台に運んでテープ止めして行う公演もあるそうで、華やかなミュージカルの舞台裏って大変なんですね。
 
「大塚さん、TMフロアに穴が開いた時の補修方法はどうすればいいんです?」
「えっ?藤川先生、これに穴が開くんですか?」
「舞台に持ち込むリノは結構穴あきますよ・・・」
 
藤川先生が真剣にメンテを気にされてるので、余ったリノをお渡ししました。
「穴の周りを四角く切ってこれを移植してください。周辺はコーキングで大丈夫です。
そうは言ってもですね、本当に困ったときはご連絡ください(笑)」
 
 
 
FUJIKAWA MUSICAL STUDIO の魅力は総合力
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様々なクラスを教える講師の方々はHPに掲載されているだけで18名もいらっしゃいます。総合芸術のミュージカルを教えるにあたって専門のパフォーマンスを指導してもらえる環境って素敵ですよね。
 
講師の方々は藤川先生のキャラクターにグイグイ引き寄せられて集まったんじゃないでしょうか?私も藤川先生の魅力に惹かれて、リフォーム工事で最高のパフォーマンスを披露しちゃいましたから(笑)
 
藤川先生のブログを拝見すると、新しいクラスや講師の方が紹介されていて、今も成長を続けているスタジオであるのが伝わってきます。
 
ライオンキングやアニーの子役オーディション対策レッスンや地域のイベント、オリジナル脚本のミュージカルなどスタジオは盛りだくさんの内容で活気付いています。
 
きっと将来FUJIKAWA MUSICAL STUDIO から育ったジュニアが日本を代表する俳優・女優になるんでしょうね!今から楽しみです!
 
 
写真は仮引渡しの日にスタジオを覗いてくれたのがレミゼのジャンバルジャン福井晶一さん、このあと福岡公演に戻るのだそうです。後でわかったのですが、福井さんがラムタムタガーを演じた会のCATSも観ていました~残念、それをお伝えしたかった~
 
 
 
 
 
藤川和彦先生のブログはこちらから
 
FUJIKAWA MUSICAL STUDIO さんのHPこちらから
 
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バレエ問合せ.jpg
 
 
 
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居室リフォーム

 施工概要 

地域   東京都江東区

工期   37日間

費用   422万円  

施工内容  

・S造の2世帯リフォーム
・生活しながらのリフォーム
・車庫を居室に増築

 

 

 

 お客様との出会い・ご依頼内容           

 

家の相談がしたいので、連絡いただけますか?

01 外部施工前 (1).jpg

残暑と職人不足でフラフラだった夏、私は留守電の返事にさえ遅れがちでした。それにしびれを切らした岡野様は、わざわざ自宅まで訪ねてきてくださいました。

「春に息子夫婦が東京に戻って来ることになりまして、2世帯住宅にリフォームしたいんです。ご連絡いただけますか?」

岡野様は私の実家の工務店で新築されたお客様です。今までにもメンテナンスでお付き合いさせていただいておりました。

嬉しいニュースは息子さんご夫婦の同居だけではありませんでした。2月に娘さんが出産予定で、産後の静養をご実家でされるそうです。

という事は、それまでに工事を完了させるスケジュールを組まなければいけません。赤ちゃんにも優しい素材を使いたいです。そして何より気になるのが親世帯の生活エリアです。同居のあたり2階のキッチンも若夫婦に明け渡すので、1階での生活をいかに快適に過ごせるようにするかがポイントでした。

 

 

 施工前                              

工程表2.jpg

リフォームプランをイメージしながら最初に考えたのは工程です。住みながらのリフォームですので、どの部屋から手を付けていくのが一番ストレスがないか、事務所の机で頭を抱えながらシュミレーションしました。

そしてまず息子さん世帯が住む3階を1期工事で着手、年内に増築部分の外部を作り、年明けに2期工事として1階内部をリフォームすることにしました。

 

 

3階のプランについては息子さん夫婦と、そして1階の増築周りのプランは親世帯と別々に打ち合わせを進めました。

「息子世帯の好きなようにリフォームさせてやりたい」

と言う岡野様のご希望からです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

img145.jpg

 

親世帯が住む1階の増築プランは、「そこで生活が完結できる空間」というコンセプトでした。

 

もともと1階にはトイレ・洗面・浴室があります。2階のキッチンを息子世帯に明け渡すに当たり、コンパクトキッチンと洗濯機置き場を設けたDKスペースを増築することにしました。

 

 

 

 施工中                              
 
まずは3階、子供部屋だった2室をつなげて1Rに
00 2階3階施工前 (1).jpg写真 2015-12-04 8 04 09.jpg
息子さん達が昔使っていた子供部屋の壁を抜いて一部屋にします。隠ぺい配管の処理が困難だったエアコンもこの機会に撤去。作り付けの机や本棚も取り外しました。
 
リビングと寝室に区切れるように引き込みの2枚扉を付けます。
 
 
 
断熱改修を提案
写真 2015-12-08 8 14 54.jpg写真 2015-12-08 11 29 45.jpg
追加工事にはなりましたが、岡野様にご提案して天井裏にハンディーフォーム(発砲ウレタン)を吹付て、グラスウール断熱材を敷き込みました。
 
 
 
デッキ下の結露.JPG
間仕切り壁を解体した時分ったのですが、天井裏はスラブ下のデッキが丸見えでした。
 
夏は屋上のコンクリートがじりじり焼かれ、その熱が3階に降ってきます。
冬は3階で暖房した熱がデッキから屋上にどんどん逃げていきます。
そんな過酷な状態です。
 
「このままでは冬場に天井裏で結露が発生するリスクもあります」と左の参考写真と共にアドバイスすると、岡野様は「お任せしますので、断熱改修してください」と即ご了解くださいました。
 
この決断の速さのおかげで、追加の断熱改修工事も工期が延びることなく進める事が出来ました。
 
 
 
1階増築部分の思わぬ障害
01 外部施工前 (4).jpg写真 2015-12-24 14 09 32.jpg
増築部分については2階バルコニーの庇下に設けるために建ぺい率には影響しません。延べ床面積も余裕があったので容積率も基準法の範囲に納められました。
 
ただ、思い掛けない障害が現れました。
エアコンの室外機です。
 
一度撤去してしまえば工事は楽なのですが、なにせ生活しながらのリフォームです。冬の寒い中エアコンなしにはいられません。そこで着工前にエアコン業者を呼んで移動できる一台は移動し、動かせない一台は固定バンドを外し大工さんで左右に移動できるように準備しました。
 
そうは言っても内装下地が出来上がるまで(写真右上)何度も移動しながらの作業は並大抵ではなかったと思います。親方ありがとう~!
 
 
年内に基礎と外壁を作る
写真 2015-12-08 9 41 06.jpg写真 2015-12-11 13 28 55.jpg写真 2015-12-12 14 06 01.jpg写真 2015-12-14 9 08 13.jpg
本体がS造なのと、構造的に独立している増築部分です。そこの基礎はコストと工期に貢献できる重量ブロックの基礎としました。もともとが車庫の土間で150㎜のコンクリート造ですから新築住宅のベタ基礎と遜色ありません。
 
 
 
写真 2015-12-11 14 19 27.jpg写真 2015-12-11 14 50 17.jpg
そうした簡易な増築にも関わらず。いい仕口を加工してくれた大工の小林親方には感謝です!
 
 
 
大塚さん、手を抜かないねぇ~
写真 2015-12-16 8 43 34.jpg写真 2015-12-26 11 40 38 (1).jpg写真 2015-12-16 9 24 26 (1).jpg
南に向いている増築部分なので夏は相当熱いだろうなぁ…という思いから、簡易な増築ですがしっかり通気工法の下地をこしらえました。
 
するとモルタルを塗りに来た茂木さんが
「大塚さん、ちゃんとしてるよね~。他じゃこの位の増築は通気なんて取ってないよ」
 
えっ?そうなの?
でも出来る事はやっておきたいですものね~
 
 
 
 
 
 
年明け、いよいよ内部工事へ突入
写真 2015-12-18 14 10 56.jpg写真 2015-12-24 13 40 01.jpg写真 2015-12-18 15 52 06-tile.jpgハンディフォーム
 
 
既存のアルミサッシを残しながら床下地をこしらえ、設備配管を進めていきます。
 
いままでバルコニーの下だった所を居室にするのですから断熱対策は欠かせません。3階で使ったハンディーフォームを使って断熱材を吹き付けていきます。使いきりのハンディーフォームは長くは保存できないので、余った分は壁面にも吹いてしまいました。
 
 
写真 2016-01-08 16 09 56.jpgオスモ北欧パイン
工事もいよいよ終盤、既存のアルミサッシを撤去し、無垢フローリングを貼っていきます。
 
既存の洋室は合板フロアを貼ってありましたので、統一感を考えると増築部分も合板フロアを選択するのが正解かも知れません。ですがここでこれから生まれるお孫さんの事が頭をよぎりました。
 
快適な無垢フローリングの床とウッドデッキのバルコニーがあったら、お孫さんが喜んで1階で遊ぶのではないかと。
「爺じ、婆ばのところで遊んでくる~」
なんて場面、想像しただけで嬉しくなります。
 
そんな思いを込めて、今回のフローリングはオスモ&エーデル社の北欧パインを使いました。
 
 
 
写真 2016-01-21 11 13 51.jpg写真 2016-01-19 13 16 59.jpg
外装の仕上げはウッドデッキと庇。
 
外部に安心して使えるウェスタンレッドシダーをベースに、デッキ本体は寸法安定性に優れ、体感温度がひと肌に近いサーモウッドを使用しています。
 
狭いバルコニーですが洗濯物を干すため、庇を設けました。ここでは既製品寸法で隣地に越境しない物を探して取り付けました。
 
 
 
 
 施工後                                 
 
 
10 3階完成 (10).JPG10 3階完成 (13).jpg13 1階完成 (1).JPGオスモ北欧パインオスモ北欧パイン13 1階完成 (18).JPGサーモウッド13 1階完成 (24).JPG13 1階完成 (27).JPG
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 担当より                            
 
 
2世帯化リフォームっていいなぁ~!
 
ご近所の挨拶回りの時にそう思いました。
 
普通ご近所への挨拶回りって「工事でご迷惑をかけて申し訳ない」という控えめなものなのですが、今回は違いました。
「この度息子夫婦と同居する事になりまして、そのためにチョット家を綺麗にしようかと思っています」
岡野様がそう言うと、ご近所の方は
「そりゃあ良かった。あの〇〇ちゃんがねぇ」
と歓迎ムードで、一緒に回っている私まで嬉しくなりました。
 
 
そんな2世帯化リフォームは親世帯と息子世帯のお施主様がふたりいるような工事でした。
特にまだ地方でお仕事をされていた息子さん夫婦とはお会いできる機会も限られていたのでメールのやりとりを通じて内装の色きめなどを進めていきました。
 
09 準備 (1).jpg09 準備 (2).jpg
左の写真はクロスを選んでいるコーディネーターのマサコさん。
「青い色が好き」
と言う息子さんご夫婦のご要望ですが、青と言ってもさまざま。ブルーグレー系からピーコックグリーンまで幅広い上にテクスチャーまで含めると数十種類に及びます。
 
取り寄せていた90センチ幅の大きなサンプルでイメージが伝わったのでしょうか、「ピーコックグリーンは好きです」とご意見を伺えました。決断が速いのはお父様と同じですね。おかげで素敵な壁が出来上がりました。
 
 
 
13 1階完成 (43).jpg
今回私達にとっても良い経験が出来ました、それは床材です。
既存の洋室はそれまでの合板フロアのまま、増築部分は北欧パインの無垢フローリングを使いました。無垢材の「温かさ」や「足ざわりの良さ」は日頃から感じていましたが、直接比較するチャンスは今まで無かったんです。
 
年明けすぐの工事でそれは実感できました。
 
増築部分を仕上げるために既存の合板フロアの上で作業していると靴下の上から寒さが伝わり、指先がしびれていきました。それが作業場を北欧パインの床に移すとその違いにビックリしました。最初の一歩こそ冷たく感じますが、じわじわ自分の体温が足元から戻ってくるのがわかります。
 
「あぁ、無垢材の暖かさってこれなんだな~」
と感じられた瞬間でした。
 
13 1階完成 (21).JPG
あまりに良い床材なので余り材を捨てるのは忍びなく、書斎コーナーのデスク天板にリデュースしました。デスクの上は一般の家具が納まるように45㎝を確保しておきました。すると奥様がWEBで購入した吊戸収納がコーディネートバッチリ!まるで最初から選んだような書斎コーナーになりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
あれから半年・・・
2世帯化リフォームが完了した新しい実家では娘さんが初孫を連れて静養されました。
それと入れ替わりに息子さん夫婦が生まれたばかりの長男さんを連れ戻ってこられました。
 
わずかな間に子供たちを迎えるためにリフォームをし、息子さん夫婦との同居を果たし、そして二人の孫に恵まれる。素晴らしい事です!そんな幸せな家つくりに携われたのは私にとって掛け替えのない喜びです!そんな機会を与えていただいて心から感謝いたします。
 
岡野様ご家族、これからも幸せな生活が続く事は間違いありません!
 
 
 
 
【お客様さまからのご感想】
 
2世帯リフォーム工事をする為、山梨県に住んでいる息子夫婦と連絡を取り合い打合せをしました。我が家は3階建てで築20年たちますが大塚工務店さんに建てていただき、その後も色々とエーゼン大塚建設に頼んでいました。ですから今回の2世帯リフォームもすぐに相談して詳細に打ち合わせをしました。大塚社長との信頼関係と人間性が気にいっていたので他社の相見積もりは取りませんでした。
 
このリフォームで1階を増築しキッチンを作り、私達夫婦は初めて1階(それまでは2階)で生活をし2週間が経ちました。
 
新鮮で快適に過ごしています。特にウッドデッキを気に入っております。エーゼン大塚建設さんにリフォーム工事を依頼して正解でした。
 
江東区 岡野英二
 
 
関連ブログ
 
 
 
「中古住宅でも出来る断熱改修 ハンディーフォームで発砲ウレタン吹付」の動画です

 

 

 

 

 

 

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ヒップホップスタジオ

 施工概要 

地域   江東区高橋

工期   19日間

費用   1,970,000円  

施工内容  

・元事務所をダンススタジオに改装

・既存下地を活かしたコンパクトな工事

 

 

 お客様との出会い・ご依頼内容           
 
「ダンススタジオにしたい物件があります、見積をお願いしたいのですが・・・」
DSC_1504.jpg
江東区内でダンススクールを運営しているYANOKEN先生、そちらのスタジオマネージャー植山さんからメールをいただきました。
 
現在メインで使っているスタジオのビルオーナーが変わり、賃貸の継続が難しくなったのをきっかけに、自分たちが自由に使える物件を探していたのだそうです。ただ、自分たちの想いを反映してくれる施工会社がなかなか見つからず困っていました。
 
「防音対策はもちろんですが、予算の中でスタイリッシュにカッコいいスタジオにしたい!」
 
そうして施工業者をWEBで探しているうちに当社の施工事例を見つけたのだそうです。
ご連絡をいただいただけでも嬉しい事なのですが、その物件は当社の近く!不思議なご縁を感じました。
YANOKENスタジオに親近感も持って現地調査に向かいました。
 
 
 施工前                              
 
賃貸契約が出来るのか?

IMG_2227.JPG物件は高橋商店街(通称のらくろーど)に面するS造ビルの1階でした。

路面店舗なので振動対策は不要です。
防音工事についても前面は車の通行量が多く常に暗騒音がある上、両側も商店ですから多少の音漏れは気にならないレベルです。ダンススタジオには理想的な環境でした。

ただ、どんな物件も大なり小なり問題を抱えているのですね。賃貸契約の直前に漏水があることが分りました。

しかも、上階が賃貸ルームなので本格的な修繕工事はすぐには出来ないと元施工の建設会社から言われたそうで、オーナーさんも対処できずに困っていました。

 

「このまま賃貸契約をしてもいいのか心配で…」

YANOKEN先生とマネージャーの植山さんから連絡がありました。確かにこのままではYANOKENスタジオもビルのオーナー様もみんなが不幸せなままです。そこで、漏水原因の調査と修繕工事を当社に任せていただけないか、オーナー様にお願いしました。

(漏水調査と修理のいきさつはまた別の機会でご紹介します)

IMG_2396.JPG

 

関係者の皆さんに元気を出してもらおうと思って、完成パースを作ったりしました。

やがて、皆の気持ちがまとまり、無事に漏水問題も解決しました。ようやくヒップホップスタジオ作りが出来るようになりました。

 

 

 

 

 施工中                                 
 
振動対策の必要がない安心の床施工
IMG_2474.JPGIMG_2548.JPG
 
整骨院があったこの物件はタイルカーペット敷きでした。下地はしっかりしたコンクリートの土間。大きな床の傾きもなかったのでYANOKEN先生と相談してそのまま仕上げ材を貼っています。
 
ここで使用している床仕上げ材はマンションで使う防音フロア。色んな床サンプルを試してもらって決まりました。ダンスシューズを履いて踊る時の踏み心地がよかったのと、「カッコいいスタジオにしたい・・・」イメージからダーク系の色合いが決め手になりました。実は住宅用防音フロアを使ったた事でコスト削減にもつながっています。
 
 
 
防音壁ではなく、あえて一般壁
IMG_2516.JPGIMG_2533.JPG
外部への音漏れはそれほど心配する必要のない立地でしたから、スタジオとエントランスを隔てる壁は防音壁ではなく一般壁にしました。
 
防音目的であれば、壁の重量をうんと重くするのが効果的です。2重壁にした場合は、壁と壁の間の空気層の厚さ(距離)があった方が音圧を下げてくれます。ここで作っている一般壁と、もともとあったガラスサッシの距離感が防音に一役買ってくれています。
 
ひとつ気がかりだったのは天井裏の2階の床(スラブ)です。
 
ALCの床板が敷いてあるスラブなので、コンクリートに比べると防音効果があまり期待できません。ただ、2階の賃貸住人さんが住んでいるエリアが重なっているのは、スタジオの奥の一部だけです。そこで、とりあえず天井は既存のままでオープンすることになりました。天井仕上げが1枚1枚簡単に外せるジプトーン仕様ですから、もしクレームが来た場合でも、天井を部分的に剥がして防音対策をすることが可能です。
 
壁も天井も、「後から簡単に防音対策が出来る柔軟なスタジオ」が皆のコンセプトになっていました。
 
 
 
かっこいい間接照明を付けたい!
IMG_2607.JPGIMG_2637.JPG
YONOKEN先生がこだわっていた設備のひとつが照明。
 
「バレエスタジオとして使う時は開放型の蛍光灯、ヒップホップのレッスンではダウンライトとスポットライトがいい」と最初からイメージをお持ちでした。それが工事が進むにつれてもっとイメージが膨らんだようで、鏡の上に間接照明を付けることになりました。
 
途中からのオーダーなので、すぐ手に入る材料が必要ですし、とはいっても費用は抑えたい。そこで壁の下地に使うLGSのスタッド(間柱)を間接照明の箱として使いました。これが意外に良くて、コの字に曲げ加工されて強度があるため先端のラインが右から左までもピシッと通って綺麗。材料自体が薄いので全体がコンパクトにカッコ良く出来ました。
 
そこに仕込むLEDのテープライトは、スタジオの講師の先生が秋葉原のパーツショップで買い付けて来てくれました。PanasonicやODRLICなどの建材メーカー品とは比較にならないくらい安いので、次回から是非使ってみたいテープライトです。
 
 
クールなデザインの壁紙と幅広の鏡の取り付け
IMG_2662.JPGダンススタジオ鏡
YNOKEN先生と植山さんがこだわって選んだ壁紙です。グレー系と言うイメージだけは最初から決まっていました。
 
鏡も今回は割り付けが上手くいって幅の広い(ジョイントの少ない)全面鏡が出来ました。
 
 
 
 
 
 施工後                                 
 
バレエスタジオで使う時
P1013093.JPGP1013094.JPG
 
ヒップホップで使う時
ダンススタジオ施工ヒップホップスタジオ工事
 
エントランスと商店街からの全景
P1013095.JPGP1013097.JPG
 
 
 
 
 担当より                            
 
 
IMG_2566.JPG
物件情報をいただいてすぐにGoogle Map で確認したら、なんと、のらくろーど(商店街)じゃないですか。あまりに良く知った場所なので嬉しくなって現地調査の前にこっそり外観を見に行ってしまいました。
 
「このスタジオは絶対うちで作りたい!YANOKEN先生と植山さんを応援したい!」
 
実際にお会いして、その思いはますます強くなりました。
 
YANOKEN先生は根っからのパフォーマー。内装仕上げに対してもご自身のイメージとこだわりをお持ちでした。そのクオリティに妥協することなく、壁紙は納得するまでいくつもサンプルを取り寄せ、現地に貼って見比べていました。工事中は蛍光灯色の照明しかなかったので、実際に使用する電球色のスポットライトを仮設で用意して検討していただきました。
 
YANOKEN先生が感性の人なら、植山さんは知性の人、とても頼れるマネージャーさんでした。先生と当社の間で予算や工程の調整、そしてビルオーナーやご近隣との折衝に積極的に動き回れていました。本当にいいチームです。
 
 
みんなで楽しくDIYする姿にYANOKENスタジオの魅力を見た!
 
IMG_2563.JPGIMG_2565.JPG
 
工事前から、天井の塗装とエントランスのアルミサッシの塗装をDIYでやる!と聞いてはいましたが、実はちょっと心配でした。というのも天井は素人が塗るにはあまりに面積が大きいし、アルミサッシは養生や下地処理で手間暇掛かって大変ですから…。
 
そこで事前にふたつ、アドバイスしました。
DIYのタイミングは「養生をしなくてもいいように、壁の仕上げの前に天井を塗りましょう」
作業に集中して黙り込んでしまうとしんどくなりますから「DIYを成功させるには楽しくやるのがコツです。3人以上の仲間で挑みましょう」というふたつでした。
 
当日、残工事にかこつけて私も現場に行ったのですが、6人もお仲間が集まっていました。

最初は、どこから手を付けていいのかためらっていた様子でした。
他の作業をしながら、皆さんの様子をチラチラ伺っていると、ついつい助言をしたくなります
「ダメダメ!頼まれてもいないのに口をはさむのは野暮だ。ここはグッとこらえて見守ろう!」
 
そんな私の葛藤とは裏腹に、いつの間にか皆さんワイワイ楽しそうに天井を塗っていました。
 
その姿を見ていると、学園祭を思い出します。
「あぁ~、若い人たちって何をするのも楽しそうにやるな~、いいなぁ~」
と羨ましく眺めていました。
もう完全にオッサンですね(笑)
 
 
そうした、楽しそうなエネルギーは周囲を巻き込んでいきました。
 
ダンススタジオ『IMPACT』のお披露目では、スタッフと生徒さん達みんなが振る舞いの準備です。
歩行者天国の道路にBBQ台まで出して肉を焼いていました。しかもその手際のいい事!
もともとホコテンを利用したイベントを昔から実施してきたのらくろーど商店街なので、
こうした活気あるイベントはウェルカムでした。
 
秋にはホコテンでダンスパフォーマンスを披露。
40人以上の生徒さん達がのらくろーどを盛り上げました。
 
ダンススタジオ『IMPACT』さんは半年足らずですっかり地域に愛されるスタジオになっています。
これからIMPACTさんの活動がどんな風に広がっていくのか楽しみです!
 
IMPACT.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【Dance Studio IMPACT さんからのご感想】
 
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エーゼン大塚建設さんに相談する前、私達には課題がありました。それはダンススタジオ(しかもジャンルはヒップホップなどのストリートダンス)という事で、ある程度の防音対策を行うことと、限られた予算に納める事、だけどスタイリッシュでカッコいい内装にしたいという物です。
 
そしてダンススタジオの施工事例をWEBでリサーチしたところ、エーゼン大塚建設さんを見つけました。より具体的な事例を上げていらっしゃる事と、その案件に最適な方法を提案されている印象を受けすぐに連絡をしました。
 
他の施工会社はその会社のスタイルの工法ややり方で見積もられている中、エーゼン大塚建設さんは、限られた予算内で、確かな経験に裏付けられた沢山の引き出しの中からこちらの立場に寄り添って一緒に解決策や対処法を見出していただいたところが決め手となり工事を依頼することにしました。
 
スタジオを使い始めて総合的に非常に満足しています。実は当初、この物件はビル自体にある問題を抱えておりまして賃貸契約自体をすべきか悩んでいたところでした。そんな中、大塚さんがその筋のスペシャリストであることが分り、その問題を一気に解決してくださいました。ビルのオーナーさんと私どもからすると、まさに救世主のような存在です。大塚さんがいなければ、こうしてダンススタジオをオープンすることも出来なかったと思います。心から感謝しております。ありがとうございました。
今後も何かとお付き合いしていけたらと考えております。これからもよろしくお願いいたします。
 
Dance Studio IMPACT スタジオマネージャー植山真弓 

 

 

 

Dance Studio IMPACT さんのHPこちらから
 
フライヤー画像.png
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ダンススタジオの遮音性能を確認」の動画です
 
 
 
 
関連ブログ
 
バレエ問合せ.jpg
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キッチンリフォーム

 施工概要 

地域   東京都江東区

工期   15日間

費用   317万円  

施工内容  

・生活しながらのリフォーム
・UB、キッチン、入替え
・畳をフローリングにリフォーム

 

 

 

 お客様との出会い・ご依頼内容           

 

お風呂を直したいんで、一度話を聞いてもらえませんか

八木邸 プラン図.jpg

 

Y様とは長いお付き合いで、これまでもお子様の成長と共に間取りを変えたり、物干し場をサンルームにするリフォームをさせていただいております。

「大塚さん、今度お風呂を直したいんで、一度話をきいてもらえませんか?」

 

と電話をいただいた時も、ひとつ返事で翌週すぐに訪問しました。お互いの人となりを良く知った関係ですので、細かな事を聞く必要もないなぁ~と感じていたからです。

今回のご主人の悩みはこうでした
「娘も年頃になったので、いつまでもこのままじゃいかんかなぁって思って・・・」
そうなんです、私も以前から気になっていても聞けなかったのが
「どこで服を脱いでお風呂に入るんですか?」と言う点でした。

どこをどおリフォームすれば、快適な生活になるのか?
ご主人はかなり明確なイメージを持っておられました。

ユニットバスの横に洗面脱衣室を設ける。
その為にはキッチンを移設する必要がある。
一方で、玄関廊下にあった洗面と洗濯機が移動できるので、クローゼットが作れる。

素晴らしいイメージです。

ただご主人が心配されていたのは、そのイメージを実現するリフォームが可能なのかどうか?
という事でした。
 

 

 

 施工前                              
 

どこから手をつければいいか?

 

 

IMG_3935.JPGCIMG4375.JPG

 

 

 

 

 

 

 

ご主人の描いたプランは完璧でした。問題はどういう順番で進めれば住みながら工事が可能かという事でした。

普通ならこれだけ大掛かりなリフォームは、スケルトンにして一気に工事を進めたいところです。でもそれではご家族が生活出来ません。住みながら工事を実現するために1期2期と分割してリフォーム工事を勧めることにしました。

具体的には水廻りの住設ごとに工事を区切ります。
まずは浴室を取り変えて、入浴できるようにする。
次に台所と洗面脱衣室をリフォーム
最後に玄関のクローゼットを作るというプランです。
和室とキッチンの間取り変更やフローリング貼りは全体工事の様子を見ながら手を付ける事にして着工しました。

 

 施工中                              
 
まずは一番厄介な浴室改修から
CIMG4376.JPGCIMG4386.JPG
スケルトンリフォームの場合、解体後最初に手掛けるのはユニットバスの設置です。ひとつひとつのパーツが大きくて場所を取る事と、設備・電気・ガス配管の繋ぎがあるため最初に設置するのが王道。
 
まず在来の浴室を解体します。ご家族の荷物は和室に移動して、既存のキッチンにはマスカーで養生をかけます。念のため養生をしていますが、TV番組のようにバリバリ音を立てる解体はありません。実際の解体作業はクロスを剥がして、ボードのビスを1本1本取り、元の大きさのままバードを剥がしていくのでとても静か。ボードのかけらや粉が床にこぼれる事はあっても、埃が舞い散る事はありません。解体の親方たちの仕事は黙々と進みます。
 
 
着工3日目でお風呂が使えるように
浴室リフォームCIMG4391.JPGPA120900.JPG
解体の次は基礎こしらえ。元の洗い場はタイル下の土間コンクリートがそのまま使えますが、浴槽部分は掘り下がった土でした。そこを埋め戻してコンクリート平板の基礎を据え付けます。こうした土間コンの高さや基礎こしらえが必要かどうかは解体してみないと判断できないところです。だから、2日目はそうした足元の準備作業のためのいち日です。工程に余裕があるので、設備の配管も最善のルートでしっかり施工することが出来ます。
 
3日目にユニットバスを組み立てると夜にはこのように出来上がってしまいます。湯船につかるのはもう1日我慢していただくとして、シャワーだけ今晩から使ってもらいました。
 
もちろん、UBの中身が出来上がっているだけで、外はまだ裸のままです。翌日周囲の壁下地をボードまで仕上げたら1期工事は終了です。クロス貼りや内装仕上げは2期工事に合わせて一緒に施工します。クロスが貼れていなくても生活出来ますからね。
 
 
 
 
家族の居場所を作る
CIMG4426.JPGIMG_4182.JPGかべ大将
とりあえずお風呂が使えるようになってホッと一息。次は家族がくつろげるようにしたいですね、和室をLDに改修します。今度は作業の埃がキッチンや浴室、廊下に漏れないようにマスカーを貼ります。
 
右写真の穴は設備配管用の穴。道路側にある給湯器から来ている給湯・追い炊き配管をつなぐためのものです。
 
左上写真は袖壁の解体後の様子。実はこの袖壁には筋交いが入っていました。「もしかしたら、筋違が入っているかもしれません。その場合、補強をしましょう」とあらかじめご主人と話し合っていたので反対側のレンジフードが取り付く壁を耐震補強しました。
 
普段なら耐震研さんのML金物を使って筋交い補強するのですが、今回は和室の天井はいじりません。その為天井を残したまま耐震補強できる大建工業の壁大将を採用しました。
 
 
 
 
 
 
ご主人のひらめき
CIMG4428.JPG床にフローリングを貼った後は、家具を新LDに移動して夜はそこでくつろいでいただきました。
 
すると、翌日ご主人がにこにこしながら話しかけてこられました。
「大塚さん、昨日夕飯を食べながら思ってんだけど、ここに醤油とか調味料を置けるニッチカウンターを作れませんか?」
「う~ん、ご主人良く見てましたね~。このボードの中は空洞ですもんね。ただ、お湯水の配管が流れてるんです。でもわかりました、ルート変更してニッチカウンターを作りましょう!」
 
という訳で、大工の親方にお願いして、現場に残っている余剰材を使ったニッチカウンターにしてもらいました。テーブルをくっつけた時にちょうどいい高さになっています。
 
 
いよいよシステムキッチン設置!
CIMG4437.JPGCIMG4440.JPGIMG_4223.JPG
キッチンの設置で大活躍したのは設備工のMさん。
 
住みながら工事だったので設備配管も一気に出来るのではなく、少しずつしか準備が出来ませんでした。キッチン取り付けの当日は一番忙しく、床下に潜ってキッチンの配管と起ち上げ(左下写真)、合間を見ては廊下の洗面化粧台移設を進めるという大活躍でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
水廻りの以外のリフォームは最後に
CIMG4429.JPGP9170769.JPGCIMG4438-horz.jpg
水廻りのリフォームが終わればご家族の不自由もかなり楽になります。娘さんの部屋のリフォームに掛かりました。
 
ロフトベッドを造作して、下はクローゼットになります。輸入壁紙を貼って仕上げました。
 
何故か廊下にあった洗面化粧台と洗濯機置き場は浴室の隣に移設。廊下には収納力たっぷりのクローゼットが出来上がりました。
 
 
 
 施工後                                 
 
 
PA120907.JPGPA120904.JPGキッチンリフォーム浴室リフォーム
PA120906.JPGPA120891.JPGP9170773.JPG
 
 
 
 担当より                            
 
 
PA120908.JPGご主人だけでなく、ご家族の皆さんが決定が早く、行動力が半端じゃないアクティブな家庭でした。それだからこそ、住みながら工事に順応出来たんだと思います。
 
そう、住みながら工事は私達工務店も家族のストレスの無いように手順を考え、施工を工夫しますがお客様の負担をゼロにすることは出来ません。どんなに養生していても作業員が帰ったあとの床や机の上はうっすら埃が掛かっていたりするものです。その家に仕事で疲れた家族が返ってくるのですからあまり長期間にわたるとお客様のストレスが溜まりますよね。
 
ですから、住みながら工事が長期になる場合、日曜日以外にもう1日工事全休の日を設けます。一日家を守っている奥様にのんびりしていただくためです。こうしたリフレッシュできる休日が大事ですね。実際、お風呂のリフォームの後キッチン納品まで納期が掛かるという事で少し間を開けておりました。きっとそこでリフレッシュされたのでしょうね。ご主人が「ニッチカウンターにしたい」というひらめきを口にされたのは気分転換できた現れだと思います(笑)
 
 
 
写真 2015-09-24 10 24 46.jpg
唯一内装仕上げでこだわったのが娘さんのお部屋。
輸入壁紙選びは、ご夫婦と娘さんの3人で永代ショールームにお越しいただきました。
初めに娘さんが選ばれたのは白ベースに黒でゴシックの強いダマスク柄でした。インパクトが強い魅力的な柄でしたが
「おい、それは女の子の部屋じゃあないだろう」
と言うご主人の意見で、白&白のダマスクに決まりました。
これには、私もマサコさんも賛成で、反対側の壁に鮮やかなグリーンの壁紙をレイアウトして素敵なお部屋になりました。娘さんも「お父さん、私この部屋気に入ってるの」と言ってくれたそうです。
 
ただ、後でわかった事ですが大のアニメファンでコスプレのグッズもお持ちでした。
もしその事を知っていたらブラック&ホワイトでゴリゴリにゴシックな柄の輸入壁紙を進めていたかもしれません。そんなカッコいい壁紙の前なら、さぞいい写真が撮れるでしょうからね(笑)
 
 
 
【Yさまからのご感想】
 
今回、水廻り(キッチン・お風呂)娘の部屋のロフト式ベッド、畳からフローリングのリフォームをお願いしました。今まで我が家の一番の問題点はお風呂に脱衣所が無いという事でした。しかもお風呂の入口は食卓の隣にあり、年頃の娘などはかなり不便さを感じていたようです。お風呂リフォームで、分断されていた洗面台と洗濯機スペースを同じ場所にしていただいた事により、今まで廊下にあった洗面台と洗濯機スペースがすっぽり空き、そのスペースをクローゼット式収納に一新することが出来ました。
 
同じ面積でbefore&afterで生活がこんなにも快適になる事を実感でき、エーゼン大塚建設さんにお願いして良かったと思いました。ありがとうございます

 

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