こんにちは!
自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している
東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。
住宅をリフォームする場合、
無垢のフローリングに壁紙、タイル、床材に塗装カラーなど
仕上げ材料の色柄はどのタイミングで決めるのでしょうか?
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インテリアやカラーコーディネーター、照明のコーディネーターの中には
図面上ですべてをコーディネートできる凄いセンスの方もいらっしゃるようですが
うーむ、それって素晴らしい才能ですよね、まるで絶対音感!
とても私には真似が出来ません。
先に白状してしまいますが
どんなに緻密な模型を作っても
どんなにクオリティの高い3Dパースを書いても
実際にお部屋に差し込む光のもとでは色の見え方は全然変わってくるし、
大理石のように硬いとか
絨毯のように柔らかいとかの素材感・手触り感などは
図面上だけでユーザーに伝えることは出来ませんよね。
出来上がってから
「こんな色になるとは思わなかった」
とため息をつかれたら、私達施工者もがっかりしてしまいます。
だからこそ
仕上げ材の色柄は現場の進み具合を見ながらゆっくり決めるのがいい!
手配に時間のかかる商品から順番に決めればいいんです。
無垢フローリング→建具・石・タイル・輸入壁紙→珪藻土・その他の内装材
この順番で決めていけば施工する工務店は困りません。
逆を言えば、その他の内装材ほどゆっくり決められる・・・
つまりユーザーは、壁や天井の下地が出来上がって来るのを眺めて
お部屋の雰囲気を感じながら決めることが出来ます。
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まずは、無垢フローリングの色柄を決めましょう。
お部屋に占める面積も大きい床材は、ベースカラーになります。
パイン材を使って、自然塗装のクリア仕上げなら北欧風でナチュラルなお部屋になりますし
アンティーク家具に合わせたお部屋作りをしたければウォールナット材のアンバーな色が似合います。
無垢フローリングは材種やグレード(節の有無)、巾や厚みなどで金額がかなり変わります。
それに自然のものですから、注文したときには在庫切れ!という事もあり得ます。
リフォーム工事の契約時には材種・グレード・厚みまでは決めておきましょう。
着工までの間に、フローリングメーカーに問合せをして在庫を確認したり、取り置きしてもらっておいて
着工後、解体作業が終わる頃に色柄を決めて無垢フローリングを注文
しておけば大丈夫です。
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さて、解体が終わった現場はユニットバスが入り、壁天井の下地が組まれ始めます。
そこで決めるのが建具。
プラン通りの開き勝手でいいのか、
クローゼットの開口幅はこれでいいのか
現地でちゃんと寸法を確認して色柄を決めます。
建具の枠が納品されないと、ボードを貼ったり塗装したり次の作業が出来なくなるので
ここはあまり悩まずに決めてくださいね。
国内に在庫がない輸入壁紙も取り寄せに時間がかかるのでこの時点で決めましょう。
玄関の石やタイルも工事の前半に施工しておかないといけません。
工事中は通行できなくなりますから、人が増える工事後半に玄関の床を貼るのは避けたいです。
建具・輸入壁紙・石・タイルは大工さんが現場に入り始めたらすぐに決めましょう。
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さて、残る内装材はどのタイミングで決めればいいでしょうか?
工務店からもらっている工程表を見てください。
日程を逆算して決めましょう。
「珪藻土塗り壁(はいから小町)塗り」の予定日より10日前
「クロス貼り」 「床仕上げ(ホモジニアスタイル、クッションフロア)」の予定日より7日前
に決めれば大丈夫。
つまり、すでに貼りあがっている玄関タイルの所に、輸入壁紙の現物と無垢フローリング材を仮置きする。
そこに、候補で上がっている床仕上げ材を並べてゆっくり検討出来るんです。
リビングから玄関をみると薄暗く感じますし、
反対に玄関からリビングを見ると明るく感じます。
同じ床材でも印象がかなり違うのを体感できるでしょう。
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こんな風にして進める色柄決めはとても楽しい作業になります。
決して図面や3Dパースだけで決めてしまうのではなく、
現場に出向いて現物を比較しながら仕上げ材を決めることをお勧めしますよ。
マンションリフォームでプランと内装仕上げのコーディネートを納得できるまでお話したい方は
エーゼン大塚建設でご相談いただけます。
お近くの方は永代ショールームにお越しください。
